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お茶を知る

抹茶について

濃茶と薄茶

濃茶と薄茶

抹茶はすべて薄茶として召し上がっていただけますが、濃茶は濃く練って召し上がるため、苦味や渋みの強い下級品は適さず、宇治茶の中でも特に良質で上品な香りとまろやかさを持った高級品が好まれます。当園では「金輪」以上が濃茶と薄茶の両方に、「和光」以下は薄茶のみにご利用いただくようお勧めいたします。


抹茶のダマ(粒)

抹茶のダマ(粒)

静電気と輸送中の振動等で、抹茶にダマができることがあります。品質には問題はありませんが、ダマは見た目にも悪く、点てにくいので、ご使用の際は「ふるい」にかけられることをお勧めいたします。


抹茶の色と味

抹茶の色と味

新鮮な抹茶は上等になればなるほど鮮やかなみどり色をしています。これは茶園に覆いをすることによって葉緑素が増加するためで、特に高級品はよしずの上にわらを振りかける「本ず」と呼ばれる覆いをするので、その鮮やかさは格別です。しかし、抹茶の緑は自然の色ですので、古くなったり、劣化しますと色が赤っぽく変色し、「覆い香」と呼ばれる甘味のある香りも傷んだ香りになってしまいますので、保存には充分ご注意ください。


お茶の保存方法

緑茶は高温・多湿・光線・移り香に弱いですが、中でも抹茶は変色変質が早く注意が必要です。プルトップ缶詰は完全密封のため開缶するまでは湿気・光線・移り香は心配いりませんが、高温には弱いので、出来るだけ冷蔵庫などで冷蔵保存され、開缶後は新鮮なうちにお召し上がりください。なお、開缶後は、移り香を防ぐため、しっかりフタをしめて冷蔵庫にお入れください。
また、冷凍庫での保存は特に長期にわたる場合のみご利用ください。冷凍保存された抹茶は常温近くまで戻してから開缶していただかないと結露し、湿ってしまいますのでご注意ください。冷蔵保管された場合も出来るだけ常温近くまで戻してご使用ください。
抹茶以外の緑茶も抹茶と同様の心遣いをされると安心です。袋詰めのお茶は開封後は必ず缶などの密封容器に移してください。

抹茶ができるまで

栽培から荒茶製造まで

荒茶工場

荒茶工場

  1. 4月中旬頃、「よしず」を広げ,日光を和らげます。
  2. 約10日後さらに「わら」を均等に振り広げ、徐々に日光を遮ります。新芽はわずかな日光を求め、薄く広がり葉緑素が増し、柔らかく鮮やかな緑色になります。風味は渋味が押さえられ、旨味が加わります。
  3. 5月上旬から中旬にかけて茶摘みが始まります。生葉が柔らかいので必ず手で摘みます。しかも茶樹の為に一年に一回、一番茶だけを摘みます。
  4. 摘み取った生葉はすぐに荒茶工場へ運ばれます。
  5. 強烈な蒸気で蒸し発酵を止めます。鮮やかな緑色が葉全体に広がります。
  6. 蒸された生葉を冷却と蒸し露を除くため、繰り返し吹き上げて、均等に分散します。
  7. 「ほいろ」と呼ばれるレンガづくりの乾燥炉の中で三段のコンベア上を連動して水分を除きます。
  8. 乾燥されたお茶は碾茶の荒茶(荒碾茶)と呼ばれ、新茶期につくられた碾茶の荒茶は一旦冷蔵庫で保管し、需要に応じて精撰工場へ出庫します。

精撰加工から製品へ

精撰工場

精撰工場

  1. 冷蔵庫から出された荒碾茶を一定の形に切断します。
  2. 「唐箕」にかけ、風を利用して茎や葉脈を取り除きます。
  3. さらに「ふるい」にかけ、大きさを揃え風味を高める「ねり」と呼ばれる仕上げ乾燥をします。碾茶特有のおおい香が引き立ちます。
  4. 乾燥された茶葉は静電気の作用で混入した古葉やわらを除きます。極上品は色別撰別機にもかけます。
  5. 精撰で出来た仕上碾茶の品質・特徴を、外観・味・香り・水色・かす色によって見極めます。
  6. 決定した比率に従い、数種類の仕立碾茶が均一にブレンドされます。これを合組と言い、石臼で碾く前の銘柄別の仕立碾茶が出来上がります。
  7. 銘柄別の仕立碾茶を、石臼でじっくりと時間をかけてキメ細かく碾き上げます。粒子の細かさや独特の風味の点で石臼以上のものはありません。

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